誇示すること

だけど他人が見たら馬鹿らしいことだって、そのひとにとってはかけがえのない拠り所かもしれないじゃないですか。自分の存在を立脚させ得ることだからこそ、ひとは時として必要以上に己の長所を誇示してしまうわけじゃないですか。他人には見苦しく映る。その通りです。それを本人が気づかず増長するのだって不愉快極まりない眺めでしょう。愚かしいことです。褒められたことじゃない。だけどその愚かしさをやがて自覚するための猶予だってひとは権利として持っていると思う。いくら他人に批判されたって無意味です。自分で気づかないと意味ないんだから。その猶予も与えずただ見苦しい目障りだという理由で暴力も辞さずに排斥されることが許されるのなら、いったいこの世の誰が救われると言うんですか?


完全無欠の名探偵(by 西澤保彦)より

長いメモになっちゃったけど、久しぶりに読み返して、どこかに書いておきたくて。
以前に読んだのは10年前?いや、もっと前に読んだんだっけ?とにかく、改めて素晴らしい本だった。

そういえば、ネット上には見苦しい発言がいろいろありますね。
それを叩く発言はもっとたくさん。僕も、批判的なことは多い。
今日から攻撃するのは辞めようと思う。

蛇足
本の山。完全無欠の名探偵



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posted by MeThy at 04:06 | 威力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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